世界樹の見える場所で

MMORPGで遊んでいます。オンラインの時間も、自分らしくいられる気がします。世界樹の見える場所で、潮風を感じられる丘で、いつものように。

2018年04月

 ゲームに対するハマりかたは、人それぞれかもしれません。

 ゲームはゲームそのものを楽しむのが基本ですが、

 ゲームを誰と遊ぶのか、という要素があります。


 誰と、どんなふうに遊ぶのか、そういうスタイルがあっていい、


 そんなふうに考えています。


 MMORPGならば、友だちとのチャットの楽しみ方もあります。


 リアルの忙しさと向き合いながら、


 ほんの少しの時間だとしてもログインしてチャットを楽しむ、

 そんな遊び方。


 それも楽しみ方。





 
 


 「とりあえずエピ行こうか」


  •  「OK, でも悪い。時間あんまりないんで」


     「じゃあサクッといけるのにしよう」


     「たすかる~」





    ♬ 

     
    そういえば昨日、『執事フォエバ』やったんだけどさ、あのエピちょっとえぐいね?

    へえ。どんなだった?

    人数が揃わないとクリアできないんだ。

    ああ、あるよね、そういうの。またか。

    知らないまま一人で行っちゃってさ。

    ああ、それはそれは。玉砕?

    なら、良かったんだけどな?

    な?

    ああ。クリアできないのは当然として、脱出できなかった。

    クリアできないなら失敗で強制退場でしょ?

    ところが違ったんだよ、ずうっと、そのまま。

    は?

    な?

    いや、その、なんで。そんなことあるの?

    ずうっと、中で、うろうろしてたよ。しゃあなくて強制ログアウト決行。


    なむ( ^ω^)・・・






      


  •  「こんにちは」


     「こんこん」



     そんな会話の中で、その日の気分や体調が、なんとなく分かります。



     勘違いも多いですけどね。



     でも、たいてい、当たっています。



     声が聞こえなくても、


     言葉だけでも、


     なんだか色々とわかります。




     旋律は、マイナーコードで繰り返されて、

     それでも夏の黄昏が目の前いっぱいに広がるまで、


     席を離れられないのですよ。




     ほんの戯れ、ひと夏の戯れ、旧校舎へ続く石段を昇って、


     朝になっていました。


     


     楽しい記憶が多いので、どこから話そうか迷ってしまいます。

     いつもログインのときに流れてくる、あのメロディーを聞きながら、

     いつもと変わらない夏空を思い浮かべています。



     世界樹の見える丘公園は、 

     
     待ち合わせ場所です。


     たまり場です。


     約束しなくても、仲間と合える公園です。




     ひと夏を戯れて、


     気づいたときには飽きのこない世界で、


     夏のまま過ごしていました。




     それでも時間が来ればログアウトします。


     行ったっきりでは、ありません。


     ログアウトします。


     再びログインするために、ログアウト。






     ほんのチョットの時間でもログインすることがあります。


     潮風を感じるだけ、


     夏色の街角を歩くだけ、


     校舎から校舎へ走るだけ、


     ほんのチョットの時間だけ。




     


     いつも選択肢があります。


     どこの学校に入学するかもそうですよね。



     とくに、こだわりもなく、その時の気分で決めて進みました。


     考えたからといって、正解にたどりつけるとは限りません。


     そもそも正解があるとも限りません。


     今なら言えますが、

     「どれを選んでも正解」

     でした。



     ただし、

     選択肢によって、

     その先での「出逢い」は変化したことでしょう。



     つまり、


     あの夏、あの夜、あの場所を選んで進んだことが、

     今に繋がっているというわけです。


     

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